円高の影響で軟調相場が続くEV関連銘柄(電気自動車関連銘柄)。
ですが、株価が安い今こそ絶好の仕込み時ではないでしょうか。
EV株市場とは裏腹に、EV(電気自動車)の市場規模は年々拡大を続けています。
2023年における全世界での新車販売台数は前年比35%増の1,380万台を突破。
また富士経済では「全世界におけるEV市場は、2035年に5774万台に達する見通し」と発表しています。
特に次世代電池の実用化に向けた動きが加速するとみられる2025年以降、EV市場の拡大も加速すると言われています。
事実、大手自動車メーカーの各中期計画では25~30年を目途にEVの生産・販売を強化していく方針を固めています。
- 日産自動車:30年までに19車種のEVを含む27車種の電動車投入を計画
- HONDA:30年までに年間200万台超のEV生産を目標
- トヨタ自動車:26年までに新たな10モデルの電気自動車を投入、年間150万台を販売目標
そのため、繰り返しになりますがEV銘柄の株価が安い今が絶好のチャンスなのです。
そこで今回は今のうちに仕込んでおきたいEV関連銘柄(電気自動車関連銘柄)を3社ピックアップして参ります。
EV関連銘柄の本命株①ツバキ・ナカシマ(6464)
ツバキ・ナカシマ(6464)は、鋼球、精密ローラーやボールネジを製造する機械部品メーカーです。
銘 柄 名:ツバキ・ナカシマ(6464)
株 価:795円
P E R:8.0倍
P B R:0.53倍
時価総額:331億円
市 場:プライム市場
業 種:機械
上々年月:2015年12月16日
業 績:1-3月期(1Q)最終は38%増益で着地
財 務:営業キャッシュフロー黒字(1,405百万円)
大 株 主:自社が第3位株主(自己株口 4.17%)
テ ー マ:自動車部材・部品関連銘柄、半導体製造装置関連銘柄
自動車などに使われる精密ベアリングや、ボールペンのペン先に仕組まれる精密ボールが同社の強み。
ツバキ・ナカシマは、精密ボール業界の世界市場シェアNo.1を誇る最大手企業です。
同社の需要先は、EV含む自動車や工作機械、半導体製造装置向けが主軸となっています。
特に同社の精密セラミックボールは、2017年にEV世界最大手企業の米テスラ社に採用された実績を誇ります。
ツバキ・ナカシマ、米テスラに本格出荷 ベアリング用ボール
2017年2月15日 6:10
精密ボール最大手のツバキ・ナカシマは今夏をメドに米電気自動車(EV)メーカー、テスラ向けにセラミックボールを本格的に出荷する。セラミックボールはEVのモーターを支えるベアリング(軸受け)に使う。EV向けの出荷拡大により、セラミックボールの2019年12月期の売上高は2割増の60億円程度を目指す。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXLZO12915410U7A210C1LDA000/
ベアリングは内輪・精密ボール・外輪の3層で出来た、機械の軸を滑らかに回転させるための部品です。
EVでは航続距離を伸ばすために、様々な部品の小型化・軽量化が求められています。
もちろん自動車内の各所に使われるベアリングにおいても例外ではありません。
一般的にベアリングの精密ボールは鋼球が使用されますが、米テスラ車ではツバキ・ナカシマのセラミックボールを使用。
窒化ケイ素 (Si3N4)を原料とするセラミックボールは、鋼球に比べ重量は4割程度と軽量で、硬度も高いことが利点。
摩擦による変形や熱膨張が小さく、絶縁体のため電気によって金属が腐食する『電食』対策にもなります。
同社のセラミックボールを使用することで、ベアリングの軽量化と摩擦抵抗の軽減を実現しているのです。
EV株としては勿論、テスラ関連、半導体関連株としても注目しておきたい銘柄と言えるでしょう。
ちなみに当記事では今回、中長期的な目線で銘柄を選んでおります。
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「人の行く裏に道あり 花の山」という格言もある通り、利益を得るための方法は意外なところに在るのかもしれません。
EV関連銘柄の本命株②日本電解(5759)
日本電解(5759)は、電解銅箔製造の専業メーカーです。
銘 柄 名:日本電解(5759)
株 価:916円
P E R:-倍
P B R:1.37倍
時価総額:92.4億円
市 場:グロース市場
業 種:非鉄金属
上々年月:2021年6月25日
業 績:今期営業はトントンに回復へ
財 務:営業キャッシュフロー黒字(698百万円)
大 株 主:-
テ ー マ:リチウムイオン電池関連銘柄、半導体関連銘柄
日本電解では、プリント配線板、半導体パッケージ用、車載電池(リチウムイオン電池)向け電解銅箔の製造・販売を行っています。
一般的にリチウムイオン電池には、正極にアルミ箔が、負極に銅箔が使用されます。
つまり電気自動車の原動力であるリチウムイオン電池の製造に、銅箔は必要不可欠な部材ということです。
同社の銅箔は、一般的なものよりも高強度で耐久性が高く、加工工程での不具合が発生しにくいのが特徴。
一定の品質、長期信頼性を満たした製品を供給できるのは、世界的に見ても同社を含めた3社しかないとのこと。
そのため日本電解の車載電池向け銅箔は、日本・米国において高い市場シェアを誇っています。
また日本電解の主要取引先は、日大手企業パナソニック、トヨタの子会社プライムアースEVエナジーとなっています。
パナソニックといえば、2017年から米ネバダ州でテスラ社と共同で、EV向けの電池工場を運営しており、年内にも次世代電池の量産化する計画を発表し話題になりました。
パナソニックHD、年内にも次世代電池を米ネバダ工場で量産化へ
古川有希、高橋ニコラス 2024年1月15日 8:40 JST
パナソニックホールディングス(HD)は、早ければ年内にも容量を高めた次世代電池を米ネバダ州の車載用円筒形リチウムイオン電池工場で量産化する計画だ。生産拠点の新設だけでなく、既存工場で電池性能や生産性を改善することで、2030年度に生産能力を現在の4倍に拡大する計画の道筋をより確実にする。
引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-14/S73P86T0G1KW00
テスラのEV電池はパナソニックと共同で生産され、そのパナソニックに車載電池向け銅箔を販売しているのが同社。
つまり日本電解の銅箔は、パナソニックを通じてテスラ車に採用されているというわけです。
ちなみに同社では次世代車載用電池の研究開発も進めており、全固体電池銘柄としても要注目です。
EV関連銘柄の本命株③エネチェンジ(4169)
エネチェンジ(4169)は、電力・ガス切り替えサービスを主力とするエネルギーテック企業です。
銘 柄 名:エネチェンジ(4169)
株 価:340円
P E R:-倍
P B R:5.51倍
時価総額:118億円
市 場:グロース市場
業 種:情報・通信業
上々年月:2020年12月23日
業 績:1-3月期(1Q)最終は赤字縮小で着地
財 務:営業キャッシュフロー赤字(▲1,621百万円)
大 株 主:代表取締役CEOが筆頭株主(城口洋平氏 18.66%)
テ ー マ:脱炭素関連銘柄、再生可能エネルギー関連銘柄
消費者向けに電力・ガスの切り替えを行う日本最大級のプラットホーム『エネチェンジ』を提供しています。
米EV充電機器大手企業(米FreeWire Technologies社)との提携により、21年11月からEV市場に参入。
電気自動車充電サービス『EV充電エネチェンジ』を提供しています。
『EV充電エネチェンジ』の強みは、EVドライバーの利便性の高さとオールインワンサービスです。
6キロワット普通充電器は、3キロワット普通充電器に比べ同じ電力量を充電するのに半分の時間で済むのが利点。
また、自動車メーカー各社が発行しているすべてのEV充電カードが利用可能となっています。
EV充電器の導入に関しても、設置工事や補助金申請、課金・管理システムの提供等をオールインワンで対応しています。
集客サポート、故障やエラーによる問い合わせ対応まで、すべて同社が行っていることも長所となっています。
受注台数を順調に伸ばしており、EV充電エネチェンジの市場シェア率は62%となっています。
直近の決算では先行投資が響き芳しくなかったものの、EV充電事業が黒字化フェーズへと移行。
充電事業で高い市場シェアを誇る同社ならば、EVの市場拡大に伴い業績も伴ってくるのではないかと思われます。
EV株としては勿論、脱炭素関連、再生可能エネルギー関連としても注目しておきたい銘柄と言えるでしょう。
おすすめEV関連銘柄の本命株まとめ
以上3銘柄をEV関連銘柄の本命株として解説させて頂きましたが、いかがでしょうか。
貴方様の投資に少しでもお役立てできれば、これほど嬉しいことはありません。
東証だけでも4000社近い上場企業の中から、ご自分で銘柄を探すのは骨が折れる作業と存じます。
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