井村俊哉氏は、元お笑い芸人から資産80億円超の「億り人」投資家へと転身した異色の経歴の持ち主です。
100万円から始めた投資をわずか12年で80億円以上に増やした実績は、個人投資家にとって大きな注目を集めています。
本記事では、井村俊哉氏のおすすめ銘柄、最新の保有銘柄、投資手法、井村ファンド保有銘柄の傾向を調査。
銘柄選びのコツや個人投資家が学べるポイントなど、井村氏の投資手法を徹底的に解説して参ります。
井村俊哉のおすすめ銘柄は?
井村俊哉氏が“個人的に”具体的な個別株をおすすめすることは少ないようです。
(※2025年現在、井村氏はKaihouという国内株式に集中投資を行う投資助言会社に所属しており、仕事として個別株を推奨している模様。)
しかし2021年の日興フロッギーのインタビュー(億り人厳選「いま子どもに贈りたい銘柄」~将来有望株編)によると、
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ニトリHD(9843)
- 「高品質かつお買い得な商品ながら、しっかりと利益を出せる仕組みを構築している」と評価
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神戸物産(3038)
- 「業務スーパーをFC展開、自社工場でPB商品を製造していることから『スーパーマーケット界のユニクロ』との呼び声が高い」と評価
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シルバーライフ(9262)
- 「介護保険に頼らない足腰の強いビジネスモデルは後期高齢者の救世主になるやも」と評価
上記3銘柄を『「お、ねだん以上」の高コスパポートフォリオ』の事例として回答していました。
井村氏は自身の投資戦略を「自分だけのα(アルファ)を探す」と表現しており、独自の視点で銘柄発掘を行っているようです。
井村俊哉のおすすめ銘柄のテーマやセクターは?
また井村氏は特定のテーマや業種に言及することが多いのですが、特に円安メリット銘柄や円高メリット銘柄に注目していることが判っています。
※円安メリット銘柄・円高メリット銘柄とは…円高や円安など外部環境の恩恵を受ける銘柄のこと。海外輸出企業・海外輸入企業がそれぞれ該当。
というのも円安・円高は頻度の高いイベント事なので、その恩恵を受ける銘柄に投資すればイベント事が盛り上がったときの波に乗れる…という寸法です。
例えば、2023年1月に行われた安田生命でのインタビューや、2025年5月の日本経済新聞のインタビューでも、
—— 物価高や円安円高など、世界情勢によって株式市場にも変動はあると思うんです。そのあたりのリスクヘッジはどのようにされていますか?
井村:これはとても簡単で、円高や円安など外部環境の恩恵を受ける銘柄を買えばいいだけです。例えば、円安で大変だとなれば恩恵のある輸出産業を買うとか、不動産価格が上昇してきたとなれば不動産を多く保有する銘柄を買う、金利が上がってきたとなれば利ザヤの改善が見込まれる銀行を買うなど、ほとんどのリスクは株式市場でヘッジができるのではないでしょうか。
仮にトランプ政権が掲げる政策に沿った動きを日本がとったとすると為替は円安・ドル高方向に向かうと結論付け、(中略)底値圏で外需など一部の円安メリット銘柄に買いを入れるよう助言をした
といった具合に、円安メリット銘柄・円高メリット銘柄について言及しています。
以上の経緯から、井村氏がファンダメンタルズ分析のみならずマクロ的な視点に基づき、テーマ株や特定のセクターに注目していることが判ります。
井村俊哉の最新保有銘柄(2025年時点)
井村俊哉氏の保有銘柄は、公開情報に基づいて変動します。
2025年6月19日時点の最新データによると、個人名義での保有銘柄は3銘柄とされています(株探プレミアムデータ)。
| 銘柄名 | 歯愛メディカル(3540) | オプトラン(6235) | きもと(7908) |
|---|---|---|---|
| 市場 | スタンダード | プライム | スタンダード |
| 業種 | 卸売業 | 機械 | 化学 |
| PER | 14.0倍 | 9.5倍 | 13.0倍 |
| PBR | 2.08倍 | 1.08倍 | 0.55倍 |
| 利回り | -% | 3.51% | 3.04% |
| 信用倍率 | -倍 | 12.63倍 | 730倍 |
| 時価総額 | 559億円 | 682億円 | 126億円 |
| ROE | 23.4% | 11.3% | 5.3% |
| 自己資本比率 | 53.9% | 72.6% | 81.7% |
井村俊哉氏が現在保有している銘柄の特徴をまとめると、
- PER:およそ15倍以下
- PBR:およそ2倍以下
- 時価総額:1000億円以下
- ROE:10%以上
- 自己資本比率:50%以上
となり、上記の数字を言語に置き換えると、
- 割安(PER・PBRが低い)
- ベンチャー企業(時価総額が低い)
- 資本を効率よく活かして利益を上げている(ROEが高い)
- 倒産リスクが少ない(自己資本比率が高い)
といった特徴が浮かび上がります。
ちなみにROEは、会社が資本をどれだけ効率的に活用して利益を上げているかを示す指標で、8~10%以上ですと優良企業と評価されます。
井村氏は利益率の高いビジネスモデルの銘柄や、自己資本比率が高く倒産リスクの低い銘柄を好んでいることが判ります。
保有銘柄から学べることも多いですから、以下では過去の“井村銘柄”についても触れておきましょう。
過去の井村銘柄
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オリンパス(7733)
- 2011年の粉飾決算スキャンダルで株価が暴落したオリンパスを底値で購入。市場の過剰反応を見極め、回復後に大きな利益を獲得しました。この投資は、井村氏の「底値買い」戦略の成功例として知られています。
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サイボウズ(4776)
- クラウドサービスで成長中のサイボウズに2.16%(約30億円)の投資。安定した収益モデルと成長性が評価され、井村氏の保有開示後に株価が上昇しました。
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住石ホールディングス(1514)
- 石炭関連事業の住石HDに7.65%を保有。エネルギー需要の高まりや市場の注目により、株価が急騰。「井村銘柄」として個人投資家の間で話題となりました。
井村ファンドとは?
井村俊哉氏は現在、fundnote株式会社が手掛ける『fundnote日本株Kaihouファンド(愛称:井村ファンド)』で助言担当者を務めています。
fundnote日本株Kaihouファンドは、日本の場企業の中から、本源的な価値と市場価格との乖離が著しい銘柄を厳選して集中投資を行う投資ファンドです。
申込単位は100万円以上1円単位からとなっていますが、人気集中を受け現在は販売を一時停止中。
2025年1月から運用を開始し始めたばかりですが、あまりの人気振りに募集再開後すぐに満員になってしまうとのこと。
投資を検討中の方は公式サイトのお知らせを随時確認されると宜しいかもしれません。
井村ファンドの保有銘柄は?
井村俊哉氏が助言担当者を務めるfundnote日本株Kaihouファンド(愛称:井村ファンド)では上場株式組入上位10銘柄が公開されています。
が、具体的な銘柄名は公開されておらず、業種と投資概要、比率のみが公開されているようです。
しかし2025年6月現在、大量保有報告書で大末建設(1814)と川田テクノロジーズ(3443)だけは確実に保有していることが明らかとなっています。
| 銘柄名 | 大末建設(1814) | 川田テクノロジーズ(3443) |
|---|---|---|
| 市場 | プライム | プライム |
| 業種 | 建設業 | 金属製品 |
| PER | 10.1倍 | 8.8倍 |
| PBR | 0.99倍 | 0.73倍 |
| 利回り | 4.97% | 3.41% |
| 信用倍率 | 21.76倍 | 19.56倍 |
| 時価総額 | 231億円 | 666億円 |
| ROE | 9.0% | 12.2% |
| 自己資本比率 | 41.4% | 55.0% |
井村氏保有銘柄と同様に日本株Kaihouファンドの組入れ銘柄も、割安(低PER・PBR)、資金効率が良く(高ROE)で、倒産リスクが低い(高自己資本比率)である様が窺えます。
しかし一口に、割安で資金効率が良く倒産リスクが低いと言われても、どのように探せば良いのかと疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今はSNSや動画配信サービスなどを通じて、無料で有益な投資情報が得られる時代。
例えば株で億を稼いだ銘柄選定方法を無料公開している個人投資家もいます。
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井村俊哉の投資手法と『井村銘柄』の探し方
井村俊哉氏の投資手法は、企業のファンダメンタルズに着目し『アルファ(α)のある銘柄に投資する』という割安成長株投資に根ざしています。
アルファとは超過収益…つまり企業が期待される収益(期待収益)を上回る収益のこと。
井村俊哉氏が言うα銘柄とは、期待を上回る収益を秘め(成長性)ながら、市場から注目されていない(割安性)銘柄のことを指します。
井村氏いわくアルファ銘柄は、以下の手順で選定していくとのこと。
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①アルファがありそうな銘柄を発掘する
- 一定程度のアルファが含まれていると判断した銘柄を常時500ほどピックアップ。
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②発掘した銘柄を深掘りし、アルファを精査する
- 決算や値動きなどを見ながら他の銘柄と入れ替え日々リフレッシュ。
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③アルファが解消される時期を想定する
- 2~3年でアルファが解消され2倍の利益が見込めるカタリスト(イベントや材料のこと)があるかを判別。
井村氏は「買いたくない理由を探す」という逆張り的なアプローチで企業を選定しているとのこと。
一般的な投資家が“買いたい理由”を探すのに対し、同氏はリスクや懸念点を徹底的に洗い出し“買わない理由がない銘柄”にのみ投資。
「年間10銘柄程度、常時5銘柄前後しか保有していない」と語っています。
一般的に集中投資はリスクが高いと思われがちですが、95%強の確信が持てる銘柄のみに投資することでリスク管理しているのだとか。
以下のセクターでは、井村氏の投資手法やアルファ銘柄の探し方を我々個人投資家でも実践しやすい形で解説していきたいと思います。
割安株の発掘
井村俊哉氏は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)の低さを重視しています。
PER・PBRは、株価が企業の本質的価値に比べて割安であることを示す指標。
割安株(バリュー株)とは、例えば本来1株1,000円の価値がある事業内容にもかかわらず、1株500円で取引されているような株のことです。
一般的にはPER15倍以下、PBR1倍以下が割安株と言われていますから、ご参考までに。
井村氏は、不祥事などで一時的に株価が下落してPER・PBRともに下がった企業を、底値で購入し、回復を待つ戦略を得意としていると言えます。
例えば、2011年ごろに起きたオリンパスの粉飾決算問題では、株価が暴落したところを底値で購入し、株価回復の際に大きな利益を獲得。
割安株の発掘は、井村氏の資産推移を急激に押し上げたメイン戦略と言っても過言ではありません。
高成長企業の選定
井村氏は、割安性だけではなく“ビジネスモデルの独自性・特異性”や“利益率の高さ”に注目。
利益率に関してはROE(自己資本利益率)などを見ればある程度判りますが、井村氏は「その企業のサービスが今後注目されるかどうか」を重視しているとのこと。
例えば、2011年から2012年に購入したインフォマート(2492)の事例では「ビジネスモデルと利益率の高さに惚れて、資金の7割を投入」しています。
その結果、株価が2年半で10倍になり、資産推移を数百万円から数千万円まで引き上げてくれたのだとか。
そのほか、SNSのビジネス活用を支援するアライドアーキテクツ(6081)や、いきなり!ステーキでお馴染みペッパーフードサービス(3053)などに投資。
特にペッパーフードに関しては、外食産業という参入障壁の低いセクターでありながら意外とライバルが居ないという“特異性”がありました。
割安性や業績は勿論のこと、投資する企業のビジネスモデルが“金を生める独自性・特異性”を重要視していると言えるでしょう。
企業の適時開示情報を全件チェック
井村俊哉氏がα銘柄発掘に一番重要視しているのが『企業の開示情報』。
東証に上場している3900社の決算短信や決算説明資料などの適時開示情報を全件チェックしています。
開示情報のヘッドラインや業績、業績の修正などを全件チェックし、変化を感じる銘柄の資料からその原因と結果を探し出しているのだとか。
特に決算書では“変化”に着目することを重要視。
井村氏が全上場企業の決算書をチェックし一日15時間以上を投資に費やしている話は有名ですが、全ては決算書の変化を見逃さないためと言えます。
また「最近は、コーポレートガバナンス報告書に注目していて、資本コストと株価を意識した経営に関する記述を注意深く見ています」とのこと。
アルファが解消される“カタリスト”を想定する
井村氏は「割安株を見つけるだけでは不十分」と語っており、アルファが解消されると期待できるカタリストなどを想定しておくことを重要視しています。
※カタリストとは…相場を大きく動かす端緒となったイベントや材料のこと。上昇相場のきっかけとなった場合に使用されることが多い。
つまり井村氏は、投資する銘柄が市場から注目を集めるイベント事が発生するかどうかを見極めることが重要と考えているようです。
業種や銘柄によって異なりますが、カタリストの一番わかりやすい例が円安・円高で恩恵を受ける銘柄ではないでしょうか。
先のセクターでも触れましたが、円安・円高は頻度の高いカタリスト(イベント事)です。
その恩恵を受ける海外輸出が多い・海外輸入が多い企業に投資すればイベント事が盛り上がったときの波に乗れる…という寸法です。
そのほか、政治・経済などのマクロ的なイベントから、新商品発表などのミクロなイベントまで、カタリストには様々な種類があります。
まずは円安メリット銘柄や円高メリット銘柄などの銘柄から探してみると良いかもしれません。
リスク管理
井村氏は過去に不祥事銘柄への投資で損失を被った経験から、徹底した企業分析によるリスク管理を行っています。
後追い投資家(いわゆるイナゴ投資家)が追随することで生じる株価の乱高下にも注意を払い、適切な売買タイミングを見極めているのだとか。
また保有銘柄のセクターでも解説しましたが、井村氏は倒産リスクの低い(自己資本比率が高い)銘柄を選ぶことが多いです。
自己資本比率とは、企業の総資本のうち自己資本が占める割合を示すもので、企業の財務の安定性を測る指標として使われています。
一般的に自己資本比率が30%以上が望ましいとされており、50%以上であれば、財務的に非常に安定していると評価されます。
(※銀行業など自己資本比率が低い業種もありますから、一概に自己資本比率の高さだけでは測れませんが、あくまで参考までに)
SNSや投資情報サイトを活用
そのほか決算など開示資料の読み込み、企業取材、業界リサーチ、モデルの作成、アナリストレポート・Twitter・投資ブログに投資メディアの閲覧などなど…。
企業IR資料やニュースを活用しながら市場の動向を把握し、投資判断の根拠をデータに基づいて構築。
会社四季報を愛用しており、企業の売上高、利益率、キャッシュフロー、競争優位性など、企業の財務状況を詳細に分析しているとのことです。
井村俊哉の投資手法を真似るには?
井村氏の投資手法を真似するには、以下のポイントを押さえることが重要です。
以下では初心者でも実践しやすい具体的なプロセスを解説して参ります。
会社四季報を読み込む
井村氏は「会社四季報を持ち歩く」と公言するほど、四季報を重視します。
業績、財務指標、業界動向をチェックし、割安で成長性の高い企業を見つけます。
初心者の方は先ず、井村氏が重要視しているPERやPBR、ROEなどの基本指標から学ばれると宜しいかと。
また四季報分析が学べる投資スクール:複眼経済塾などを視野に入れても宜しいでしょう。
ビジネスモデルに注目
井村氏は企業のサービスや製品に独自性や特異性があるかどうかを重視。
インフォマートの受発注システムや、サイボウズのクラウドサービスのように、競争力が高い企業を選びます。
またペッパーフードのように“意外とライバルが居ない企業”も狙い目となります。
投資初心者の方や、忙しくて時間の無い方の場合、無料YouTubeなど使って情報収集するのも手です。
例えば企業分析に強みのあるつばめ投資顧問つばめ投資顧問のYouTubeなどを参考になさっても宜しいかと。
底値圏を狙う
市場の過剰反応で株価が下がった銘柄を狙います。
不祥事、経済ショック、円安や業界トレンドなどが追い風になる企業も注目ポイントです。
たとえばニュースで不祥事が報じられた企業の業績と回復可能性を分析してみるなどの戦略を取ってみられると宜しいかと。
また円安・円高に影響を受ける銘柄であれば、円安・円高のたびに株価が動くので狙い目と言えます。
長期保有の重要性
短期的な株価変動に惑わされず、企業の成長を信じて長期保有するのが井村氏の投資スタイル。
井村氏いわく「良い企業を安く買えば、必ず報われる」と語ります。
真似するのであれば3~5年のスパンで投資計画を立て、定期的に業績を確認しましょう。
小額から始める
井村氏は元手金100万円から投資をスタートしています。
初心者の方は先ず、1万円~10万円程度の少額から始め、リスクを抑えながら経験を積まれると宜しいでしょう。
情報収集を習慣化
会社四季報、IR資料、ニュースを毎日チェックする習慣をつけることも重要です。
井村氏のYouTubeチャンネル:Zeppyでは、投資の考え方や最新情報を発信しており、初心者にも分かりやすい内容です。
また無料で使える総合投資情報サイト「投資の森」などではAIによる株価予想が見られるのでオススメです。
リスク管理を徹底
初心者か否かは問わず、とにかく1銘柄に全資金を投じたりせずに分散投資を心がけましょう。
井村氏は集中投資を行っていますが、2~5銘柄ほど保有しますし年間10銘柄ほどに投資したりします。
そのため1銘柄にオールイン(全突っ張)するのは非常にリスクが高いですからオススメできません。
また、先ほど短期的な値動きに一喜一憂しないようにと伝えましたが、損切りルールは設定すべきでしょう。
というのも井村氏も2024年、富山第一銀行など地銀株を全て“損切り”の意味合いで売却しています。
地銀株を全売却した背景には、経営陣の対応や政策株の透明性問題に「憤り」を感じたためと報じられています。
井村氏は金融庁に対して、政策株の「隠蔽行為」を是正する制度改革を訴えました。
上記はあくまで井村氏の損切りルールですが、見込みがなくなってしまった銘柄を整理するのも戦略の一つと言えます。
井村銘柄にイナゴする際の注意点
井村氏の保有銘柄は、大量保有報告書開示後に株価が急騰する「井村銘柄」効果が特徴です。
しかし、株価が急騰すれば割安性は失われますから、当然αに欠ける状態となります。
そのため高値つかみになってしまうリスクが非常に高くなり、井村銘柄のイナゴ投資はα銘柄を見つけるという観点ではオススメできません。
また株価が急騰すれば、井村氏が購入したタイミングと市場環境が異なることとなります。
つまり2~3年で株価2倍に上がるアルファ銘柄の恩恵を最大限受けることが難しくなります。
仮に10年で10倍になる銘柄だとしても、売買タイミングによって大きく投資成果が異なる場合が往々にしてあるからです。
下記は任天堂の10年分の月足チャートですが、同じ2015年ごろに投資していたとしても、片や350%強の上昇率であるのに対し、片や900%超えの上昇率となっています。
同じ年に、同じ銘柄に投資していたとしても、売買タイミングによっては半分以上も機会損失となる可能性があるということがお判りいただけると思います。
井村氏自身も、売買タイミングの重要性を強調しており、投資家は自分で分析を行う必要があります。
井村俊哉の投資手法を総括
井村俊哉氏の投資手法は、割安株の発掘、ファンダメンタルズ分析、長期保有を軸にした堅実なアプローチです。
オリンパスやサイボウズ、住石HDなどの成功例から、ビジネスモデルの強さと割安性を重視する姿勢が伺えます。
初心者でも、会社四季報を活用し、小額から投資を始めることで、井村氏の手法を参考にできます。
しかし投資初心者の方はもちろん、兼業投資家など忙しい日常の合間を縫って井村氏の投資手法を真似るのは骨が折れる作業です。
今はSNSや動画配信サービスなどを通じて、無料で有益な投資情報が得られる時代。
例えば株で億を稼いだ銘柄選定方法を無料公開している個人投資家もいます。
実際に「教えてもらった方法を試したら、約半年で資金7.7倍超えを達成」と評判も上々。
投資で稼ぐには“人の行く裏に道あり花の山”ということなのかもしれませんね。
⇒現役億トレーダーが教える資金7.7倍増を達成した禁断の投資術に迫る
よくある質問:井村俊哉に関するFAQ
- 井村俊哉氏の最新の保有銘柄は?
- 2025年6月時点で、歯愛メディカル(3540)、オプトラン(6235)、きもと(7908)などが報告されています。最新情報は各投資情報サイトでで確認を。
- 初心者が井村氏の手法を真似するには?
- 会社四季報で割安株を分析し、少額から投資をスタート。ZeppyのYouTubeで学びを深めましょう。
- 井村銘柄は安全?
- 保有開示後の急騰で高値掴みのリスクがあります。自分で分析し、タイミングを見極めることが重要です。
- 井村俊哉氏の投資手法は初心者でも実践可能?
- 可能です。ただし、財務知識の習得と情報収集の習慣が必要です。少数の銘柄から始め、徐々にスキルを磨きましょう。
- 井村俊哉氏の手法で失敗するリスクは?
- 中小型株は値動きが大きく、損失の可能性も。分散投資や損切りルールでリスクを管理しましょう。
- どれくらいの時間が必要?
- 井村氏は一日十数時間ですが、初心者は1日30分~1時間から始め、効率的な情報収集を心がけると良いです。


